e-tax&freee

e-Taxとfreeeで今年の確定申告を終わらせた話

今年(2013年度)の確定申告が終わったのでその雑記。
今年から経理のフローをfreeeにしたのでその感想など。長文駄文です。御免です。

書籍『世界一ラクにできる確定申告』

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まずは、御礼。
男子ハックさんのfreeeの記事のプレゼント企画で、freee本『世界一ラクにできる確定申告』を応募したところ当選しました。
ありがとうございます!そして、すぐに本が届きました。この時期まさにタイムリーで助かりました。

この本はfreeeを使った確定申告の解説本ですが、税金や経理のことがわかりやすく書かれており、freeeを使っていなくても知っておいてタメになることが満載でした。
自分も、古くからの習わしにそってレシートをノリでペタペタ貼っていたのですが、そんなものは必要ないと書かれており目から鱗でした。たしかに全く必要なかった。

同時期にfreeeはiPhoneアプリもリリース、さらに青色申告に必要な確定申告書Bにも対応。
ああ、これはまんまと導かれているな。ということでfreeeで確定申告までやってみました。

確定申告

かれこれ5回目くらいの確定申告です。フリー歴も長くなったもんだ。
毎年のことですが面倒で億劫なのは変わりません。
今まで白色や青色や、弥生会計や青色申告会や税理士や、申告方法も税務署行ったり、郵送したり、e-Taxしたり。色々な方法で申告してきました。

去年・一昨年の申告はExcel+e-Taxという方法で落ち着いていました。
Excelと言ってもただのスプレッドシートではなく、マクロで弥生会計みたいなことができるものです。

この本についてたやつ↓

毎月きちんと経費入力してればいいのですが、億劫で後回しにしてドンドン貯まってしまうのでしんどくなります。
MacのExcelではこの本のマクロは動かず、仮想WindowsのExcelでやっていたのでそれも億劫でした。これはやよいも同じよね。

そんなに面倒なら税理士に頼めよと突っ込まれそうですが、Web制作を生業にしているので仕入れや現金の取引もなく、入金と経費のみですので、月末にそれ入れるだけなので全然なんとかなるもんです。
入力や経費多い月でも1時間しないかな。毎月しないのでダメなのですが。
一度税理士頼んでみてみて、自分くらいの規模なら全然できるなと思ったので。
それに経理とか税金の知識は知っておかないと損をすると感じたので、税理士さんや青色申告会のおっさんに色々教えてもらって理解したつもりなので今は自分でやってます。freeeのサポートも親切に教えてくれるし。
一応、事業主として売上とか利益の推移も見とかないと。

freeeを導入することで、ブラウザやアプリから空いた時間でササっと経理ができそうで、かなりの負担減になりそうです。同期したものは金額や日付の入力をする必要もないし。

税金や簿記が全くわからない方、面倒くさい方は税理士さん使ったほうがいいと思います。
丸投げで楽です。金かかりますけど。僕は自力でやりたいのでfreeeを使います。

この記事は確定申告にフォーカスしてますが、freeeを使っていると毎月の売り上げや経費の推移なども、レポートで事細かくグラフで見ることもできますのでそのあたりも含めてフリーランスの方にはお勧めしたいです。

ちなみに、freeeを推してますが回し者でもなんでもないく、ただの1ユーザーの勝手な感想です。

e-Tax

【e‐Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)

e-Taxほんと楽です。おすすめ。確定申告無双です。

確定申告の何が嫌がって税務署に行きたくない。混んでるから。そして、郵送すらめんどくさい。
e-Taxなら、夜中でもいつでも申告できます。税務署で待ったりする必要もありません。
あと、通常の申告より還付が早いです。

e-Taxをするには、電子証明書とICカードリーダーが必要です。
カードリーダーは安いものだと1500円くらいで買えます。電子証明書は三年間有効で取得に500円くらい払いました。3月頭にとったので実質4年使えるかも。

カードリーダーをPCにつないでe-Taxドライバを入れれば、毎年安定の素晴らしいUIの税務署のホームページから申告できます。
e-Taxソフト(Winのみ)もあり、freeeから書き出したデータを直接アップロードできます。
しかし、ホームページに負けず劣らずの見た目と操作性でよくわからず使ってません。
Web版でもデータ保存ができ、途中再開ができるので少しづつ進めていくこともできます。

今年はfreeeで出力した申告書の数字と源泉徴収をポチポチと打ちこんでさっくり青色申告完了しました。

freee

freee

すでにCMなどで話題になっているサービスですので、フリーランスの方などは聞いたことがあるかもしれません。
freeeは会計ソフトのクラウドサービスです。ざっくり言うと弥生会計みたいなことがブラウザでできるってことです。

ブラウザでできるのでWin/Macでも問題なく、税制などの変更や機能追加があれば自動でアップデートされる。4月に消費税上がりますしね。
まさにクラウドは会計ソフトはもってこいですね。

経理でなにより大事なのが溜めないこと
それをしないからみんなこの時期に泣く。逆にこれができていれば何も困らない。

freeeはブラウザとアプリでどこでも入力ができます。出先の空いた時間でも、移動中でもできます。
セキュリティは自己責任でしっかりと!というところですが。

しかも「自動で経理」で入金と出金を口座やカードから自動で登録してくれるからポチポチと勘定科目を選ぶだけ。金額も日付も入金する必要もない。それだけだけどこれがやばい楽。

freee本では「50倍速くなる」と書いてありました。50倍速くなるかわかりませんが、50倍は楽になると感じました。

料金

コスト的には月980円(法人は月1980円)ですので、年間だとやよいの青色申告買うのと同じくらい。
でも、手間の減り方を考えると断然freeeオススメです。

競合に、マネーフォワードのMFクラウド確定申告ってのもあります。サービス内容やできることはfreeeとほとんど一緒。
一ヶ月無料のクーポンコードで使い比べしてみたのですが、詳細な取引の入力では借方貸方の入力が必要だったり、源泉分を同時に入力できなかったり(Webのお仕事は源泉が引かれるので基本詳細入力になる)、長ーいプルダウンの中から勘定科目を選ばなきゃいけなかったり、ちょっとfreeeより経理の知識が必要で楽ではないなと思いました。
最初にfreeeを使ってたので、freeeに慣れているだけかもしれません。

MFクラウド確定申告のほうが月額800円でfreeeより二割弱お安いです。
また、freee未対応のポイント還元率の高いクレジットカードにも多数対応しています。
追記:現在はfreeeも対応しています。

弥生もクラウド版をリリースしたみたいなんで、クラウド会計ソフトの戦国時代ですね。

freeeも対抗して値下げしたり、もっと対応カードが増えたりしてくれたら嬉しいなー。



自動で経理

これがfreeeの目玉の機能です。

freeeは銀行やカードの入金/出金を自動で同期し経理してくれます。
入金名やカードの明細などで取引を予測して登録してしてくれる機能です。

例えば、毎月請求がくる携帯やプロバイダー、サーバーなどの代金などを自動で帳簿付けしてくれるってことです。
毎月の更新費やコンサル費などの入金も自動化できます。源泉引かれていればその分の計算があるのでそこは手動ですが、それもテンプレート機能で科目の登録などはできるし、請求額との差額も電卓打つ必要もなし。

自動化してなくても、取引内容からfreeeが自動で推測して勘定科目を出してくれるので、合っていればポチっと登録ボタンを押すだけです。
携帯会社は「通信費」、Suicaのチャージは「旅費交通費」、ヨドバシは「消耗品費」。精度は悪くないと思いました。
Amazonが全部「新聞図書費」になるは仕方ないのかな。

なので、せっかくfreeeを使うのなら体制を整えるべきだなと思いました。
口座もカードも自動同期対応のものに変えちゃうのをオススメします。だいたいのネットバンクは対応してますし、カードもそこそこ対応してます。
自動同期に対応してなくても、CSV読み込みで対応しているものカードもあります。

でも、CSVをカード会社からダウンロードしてfreeeにアップロードするのは手間でした。
自分も、経費用のカードがfreee対応ではなかった(対応だったが画像キャプチャー機能が付いて最近非対応になった)ので、対応してたカードに変えました。いちいちCSV読み込みは面倒ですからね。

freee本では経費は全部カードで払おうって書いてありました。そして経費用とプライベート用でカードを使い分けようとのこと。
全部は無理ですが、カードで買えるものはなるべくカードを使うことにしています。

iPhoneアプリ

freeeアプリ

アプリもリリースされました。いまは直近の取引の編集と手動で取引を入力しかできません。
「口座を登録」ボタンを押すと、登録しているメールアドレスにPCから使ってよと謎のメールが届きます。

今後はアップデートで色々な処理も対応する予定だそうなので更新に期待です。
入力できるだけで御の字です。使った経費をその場で登録できますし、すぐに入力するクセがつけば溜まることはないです。

マネーフォワードみたいにレシート自動読み込みの機能が入ることを期待してます。
Dr.Walletと連携しているようですが有料なので。

サポート

サポートの良さを売りにしているだけに好印象でした。
この様なクラウドサービスは、全自動システムで機械的なのでが当たり前ですが、向こう側にちゃんと人がいるように感じました。
チャットでリアルタイムにサポートを受けることもできます。経理や税金のことでわからないことはその場でサポートしてくれます。

質問やバグ報告・要望などメールでも何度かやりとりしたのですが返信も速かったです。
たまに、この時期で忙しいのか「1営業日で返信」と謳っているがスルーされたりしましたが、懲りずに問い合わせたら答えてくれました。

いくらか払うと青色申告の代行もしてくれるみたいです。

請求書作成

freee請求書

請求書を作ることができます。請求書を作るとその金額が売掛金として登録されます。
請求の入金がされると、売掛の中からチェックしてマッチさせて処理することができるので楽です。
登録した期限を過ぎるとアラートが出ますので、入金されたか確認する為にも登録しておくと良さそう。

しかし、どうも請求書のデザインがイケてないので使ってません。
もう少しまともなデザインならいいんですが。もしくはカスタマイズできたり。

Totalsみたいにみたいにシンプルな請求書が一番カッコいいと思うんだけどなぁ。まだbetaということなので、今後に期待です。

追記:現在は3パターンのデザインとそれぞれの窓付き封筒レイアウトの計6種類から選べます。
シンプルなデザインもあり使っています。また、150円で郵送サービスも開始されています。



まとめ

結果的に、今年の申告は今までの方法からfreeeへの切り替えで慣れるまで時間かかったり、自分の銀行口座が二ヶ月前までしかデータと取り出せなかったりで、結局手入力することも多かったので、それなりに時間はかかりましたが、今後はfreeeで相当速い+楽になりそうです。

正直、今までの方法でも特に不便は無かったと思っていたので、今年は従来通り申告しようと思っていたのですが、今年のうちにfreeeで申告をやっといて良かったなと思っています。来年は相当楽になる。

Web制作のワークフロー改善はそれなりにアンテナ張ってるつもりですが、経理についてはテーブルレイアウトみたいなことをしていたので、かなり改善されたかなと。
その時間を税理士に任せてWebをもっと精進しろよと言われそうですが、それは前述の通り。

とりあえずは当分はfreeeでいってみようと思うくらい便利に感じています。
どんどん便利な機能を増やしてくれるだろうと期待しております。

さて、無駄な帳簿付けの時間が減ったので、売上を上げる努力をしましょうかね。。

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